藤田大悟です。
ロボティクス研究所では、常に最新のサイエンス&テクノロジーを入手して
それを子ども達に挑戦してもらおうと試みています。
昨年は、Arduino互換の「がじぇるね」を使ったプログラミング&電子工作教室や
町工場の中でプレス機やレーザーカッターを用いたスカイツリー製作教室などを行いました。

じつはここ1、2年でものづくりに革命がおこり始めています。
いままでは数千万の機械やソフトウェアでしか作る事ができなかった、
3DのCGや立体造形などが、家庭でもできるレベルになってきているのです。
今回は、21世紀型ものづくりの四種の神器「3Dプリンタ」「レーザーカッター」
「CNC」「3Dスキャナー」のうち、「レーザーカッター」を用いた研修にいってきました。

前半は3Dのモデリング。

実際使ったのは3Dのモデリングソフトで、Autodesk社からなんと無料で配布されている
123D Designというソフトで「3D」の絵を作ることに挑戦。
感覚でわかるので、1日練習すれば小学生でもかっこいい、3Dの絵がかけそうです。
しかもこれ、iPadなどでもできるようです。

作成したロビタ。

ここでモデリングしたものを、実際は「3Dプリンタ」というもので
立体をそのままプラスチック樹脂で作ることができます。
3Dプリンターについては4月にまた紹介する予定です。

そして、次に挑戦したのが3Dで作ったものを、
段ボールなどの紙を組み合わせて立体にしてしまう、123D Makeというソフトウェア。
こちらももちろん無料。
今回は、ロケットの模型を段ボールでつくることに挑戦しました。
ソフトを起動して、3Dモデルを表示。

つづいて、紙でスライスしたペーパークラフトを作ると選択すると、
驚くべき事にボタン1つで段ボールで立体をつくるための設計図が表示されます。
縦横に使う段ボールの数や大きさ等も自由に設定できます。

設計図ができたら、レーザーカッターという装置を用いて切断。
A4程度でしたら10分くらいで終わります。

これで、簡単にロケットの模型を作る事ができました。
骨組みなので、これに和紙をはったり、ライトを仕込んだりすると面白いですね。

このように、すこしがんばれば、小学生でも本格的なものづくりが
できる時代になり始めています。

夏あたりに特別講座を行う予定です。お楽しみに!