昨日放映されたバトルを振り返って、千葉工大チームが感想をFacebookに投稿しました。とても心にしみる投稿です。

ご覧ください

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昨日(12/2)「リアルロボットバトル」が放映されました.
ご覧頂いた方は,ありがとうございます.
また,バトルに関しては,ご期待に応えられない結果となり,申し訳ありません.
2mで250kg程度という巨大なロボットの開発は我々も初めてで,試行錯誤の連続となってしまい,結果的に開発項目を残した状態で収録日を迎えました.
前日のリハーサルでは,前輪のモータが熱破壊したのですが,当日も同様の現象が起きていたようです.
試合中に右前のモータが途中で動作不能となり,後半はその他3個のモータで何とか動いていました.
また,上半身を制御するシステムが途中で不調となり,想定したパンチを出すことができず,最終的には体当たりでしか得点を取ることができない状況となりました.
「もう少し時間があれば」と言いたくなりますが,ロボット開発には禁句で,時間内に仕上げることが開発者には求められます.
目的としていた『大型ロボットの変形』の一部と『自動回避システム』が達成出来ましたので,その点では良かったと感じてます.
ちなみに,本来はもう少し色々なとこが変形するように開発していました.
(窓や前輪も変形する予定でした.ハードウェアは完成していましたが,安定して動く状態にならなかったため断念しました.)
また,用意していた必殺技も,最終的に採用することができませんでした.
悔しい気持ちもありますが,8月からの開発メンバの頑張りは素晴らしく,土日返上で朝から夜まで開発を続けましたので,『やりきった』という気持ちの方が強いです.
部品点数が1000を超えるであろうロボットを,何度も試行錯誤しながら完成させたのは,情熱あるメンバの知力と努力によるものです.
外装のデザインに関しても,タカラトミー様と一丸となり,素晴らしいものが完成したと思います.
特に,頭部は何度も作り直し,こだわりを持って完成させた自信作です.
振り返ると,上半身が持ち上がった時や,前方向に滑らかに動いた時の感激は今でも忘れられません.
ものを作り上げるというのは,本来楽しいことであることを改めて実感しました.
最後に,このような機会を与えていただいたタカラトミーと日本テレビに心から感謝いたします.
なお,現在ロボットは千葉工業大学津田沼キャンパス2号館1Fに展示しております.ご自由にご覧いただけますので,お立ち寄りの際はご覧いただければと存じます.

来年はどんなロボットで挑戦してくれるのでしょうか。やはりバンブルビーなのでしょうか。楽しみですね!