ロボ研講師の藤田大悟です。めっきり秋らしくなり、暗くなるのがはやくなってきました。

最近、節電技術として、暗くなったら自動的についたりするライトなどをよくみかけます。
なぜ明るさを知ることが出来るのでしょうか。

それはロボットなど機械の目として使われている「光センサー」が搭載されているからです。

その中でも、最も単純なCdS(硫化カドミウム)で創られている半導体であるフォトレジズタ
を用いて、「暗くなるとライトがつく」しくみの回路設計をしてもらいました。

初めに、フォトレジスタにテスターをつけて、明るさによって抵抗が異なることを確認。
明るいとき(1500lx)で2kオーム、暗いときは6000kオームくらいだと判明。

単純に、直列に繋ぐと、明るいとつくライトができます。
そこで、分圧の考えを使い、フォトレジスタを発光ダイオードに並列に繋ぐ事で、
電圧のバランスを変えて、暗くするとライトがつくように調整。

ライトはつくのですが、いまいちの明るさ...

そこで、電圧の変化でスイッチが入る半導体、そう、「トランジスタ」を活用して
暗くなるとスイッチが入るように回路を組み直しました。
直列に繋ぐ抵抗は、何度も入れ替えて、もっとも分かりやすくライトがついたりきえたり
する抵抗値を決めました。

最後に、そのような抵抗を調整する工夫として、「半固定抵抗」を使う事を伝え、
それをはめて完成。
ドライバーで調整する事で、簡単にライトのつく明るさを調整できるようになりました。
トランジスタと半固定抵抗は偉大です。