6月のスマートコースでは、モーターコントローラーを作りました。身の回りの電化製品を思い浮かべると、つまみを回すことで出力を変化させているものが多くあることに気づきます。モーターコントローラーは、まさにその技術のことです。
いつもは電化製品の外装に隠れて、どんな仕組みになっているかはわかりませんが、これまでの授業でも扱ってきた「可変抵抗」が用いられています。可変抵抗で抵抗値を変化させることで、モーターやスピーカーにかかる電圧を変化させるという仕組みです。しかし、抵抗を用いて電圧を変化させたときの問題点として、「熱」が発生することがあげられます。そこで、今回は熱を発生させずに、電圧を変化させることのできるPWM制御についても紹介し、電気回路を作製しました。PWM制御に関しては、大学で習うものですが、図解等で分かりやすく説明を行いました。