7月のADVANSEDコースでは、圧力を利用して動くロボットを作製しました。
ロボットを動かすには、モーターなどの動力を目的の場所まで伝える必要があります。動く部分全てに強力なモーターをつけられればいいのですが、スペースがなかったり、大きな力を出したい時にモーターから直接動力を伝えるのは不利なことがあります。そこで使われるのが、圧力を使った動力伝達システムである「空気圧、水圧システム」です。シリンジの中を空気や水が移動することで、力を目的の場所まで伝えます。

スタートアップでは、大きさの違う注射器を使い「パスカルの原理」を学びながら注射器の空気圧、水圧システムで動くロボットの作製しました。チャレンジタイムでは、注射器からの力にロボットが耐えられるように、木材の加工にもチャレンジしながらロボットを作製しました。

右腕にシリンジが見えます。このアイデアスケッチから…

こんなロボットが完成しました!腕や鼻が空気圧で稼働します!!

サポートを受けながら、木材の加工にも挑戦しました

本物のロボットさながらに動くアームや高さを調整できるシリンジ発射台、自分の背丈ほどもあるロボットなど、空気圧、水圧システムの特徴を活かしたロボットを作製しながら動力の伝達方法について学んでいました。