1月のADコースでは、リンク機構を使った、4足歩行ロボットの作製に挑戦しました。

前回は、棒を1本1本ジョイントでつないでリンク機構を作製しました。今回は、ボール紙でできた帯を折りたたむことで機構を作製します。帯を折りたたんで作製したロボットの足は、四角形や三角形の構造が組み込まれた多角形でできています。1年前のBAで学んだように、四角形の構造(ラーメン構造)は、力が加わることで変形するため、力や動きを伝えるリンクの働きをします。一方、三角形の構造(トラス構造)は力が加わっても変形しにくいため、ここが機構の支点や、実際に地面を蹴る足になります。棒で作製したリンク機構とは異なり、足全体が変形しながら滑らかに動く様子は、さながら生命をもっているかのようです。

滑らかな歩行を実現するためには、綺麗に機構を構築するとともに、重心や足の接地を調整しながら作製する必要があります。普段は見ない、不思議な機構の動きを見ながら、動力の変換や伝達について、知見を深めていきました。2月の教室では、オリジナルの機構を車に搭載させるところに重点を置いて、オリジナルのロボットの作製に挑戦します!