いよいよ2年目にはいった那覇校です。4月のアドバンスコースは、電磁石。電気が流れると磁石になる仕組みを、子どもたち自身がコイルを巻いて作ります。1820年にエルステッドが発見した電磁石の現象は、1831年のファラデーの電磁誘導の発見へ繋がります。太陽光発電を除く全ての発電は、この「電気と磁石の関係」に紐付いています。歴史的なこの実験を子どもたちが再現するというのは、科学教育者冥利に尽きますね。

 

最初は、全員から昨年の感想と、今年の抱負について所信表明をしてもらいます。昨年面白かったこと印象に残ったこと、今後やりたいことなどやはり意外な言葉や感心する内容が次々と出てきます。発表の機会を設ける大事さを実感しますね。

さて、今日は鉄製のボルトにエナメル線を巻いてコイルをつくるという簡単な工作。とおもいきや、見かけは単純ですが100回以上巻くとなるとじつは絡まりやすくてすごく難しいのです。最初はうまくいっていたペアも。。。

70回くらい巻いた所で、もう絡まってどうしようもない状態へ。。。

幸い、100回近く巻けていたのでなんとか電磁石として機能してくれました。さあ、アドバンスコースはベーシックコースにくらべて難易度も内容もとても高度です。この一年で、どれだけ成長するかいまから楽しみです。